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【唐津人】七山の自然にめいっぱいの愛情をかけ合わせて


~手に取りたくなる野菜に出会った日~
ゆいちゃん農園代表 山口 貴哉さん
 
 
猛暑という言葉を毎日のように耳にする。そんな日に唐津市七山の細道を抜けてお客様の為に汗を流すご家族へ会いに行きました。

10周年を迎えた“ゆいちゃん農園”。

取材時間の中で一番衝撃を受けたのは、ご夫婦のにじみ出る野菜愛。代表の山口貴哉さんはこう言いました。

「お世話になってます!って挨拶する存在よ。」と広大な野菜畑を見ながら。その後に続けておっしゃいました。

「うちの奥さんもピーマンにいつもありがとうって言ってるんだよね。」と何とも嬉しそうな横顔。

1年を通して収穫する作物は、ナス、レタス、玉ねぎ、とうもろこし、ピーマン、じゃがいも、大根、ゴーヤ、ブロッコリー、ミカン、米など種類が豊富なところもビックリです。

また、出荷先は唐津市はもちろん、佐賀市、福岡市まで40カ所以上あるらしく、ご夫婦とご両親の4人でなんなく仕事をこなすことにも驚きでした。

年間を通して1年中なにか作っていたいという貴哉さん。
年間では夏が一番忙しく、夏秋茄子(かしゅうなす)がシーズンとのことで本日は収穫を見せて頂けることになりました。

収穫をお手伝いしてくれるのは小学5年生の長女ゆいなちゃん。学校帰りに制服で茄子畑に直行です。
ゆいなちゃんの名前から、ゆいちゃん農園と名付けた貴哉さん。農園の名前を決めた時は赤ちゃんだった娘さんが、今やお手伝いをしてくれる。そんな姿に娘さんの優しさを感じました。
 
収穫のお手伝い・長女ゆいなちゃん

収穫のお手伝い・長女ゆいなちゃん

今がシーズンの茄子は、2日に1回の収穫ペースで1回約500キロも出荷しているそうです。

唐津市七山は平地に比べ、夏でも涼しい気候が続きやすく、その地に流れているキレイな天然水を使うことができ、昼と夜の寒暖差が激しいため甘みが増す茄子。

美味しい野菜が出来上がるのは七山の自然をふんだんに生かすことができるから。茄子1つとっても、その裏には多くの恵みが隠されていました。

また、美味しさの秘訣が垣間見えるお話も聞けました。
ヨーグルト菌、イースト菌、納豆菌などを培養して肥料として土へ撒くと、いっそう美味しい野菜になり、この作業は貴哉さんこだわりのひと手間である。その菌は根っこを守り、有機物を分解してくれることで、栄養を吸収することができるそう。そうして土壌環境を向上し、病気になりにくい野菜が育ってくれるのです。

経費はかかっても、安心・安全をうたったゆいちゃん農園には欠かせないものらしく、「真面目で融通がきかない性格だから。」と奥さんの由美子さんはご主人の野菜へのこだわりを笑顔で支えていました。
 
「ゆいちゃん農園が10周年を迎えて想うことはありますか?」
この質問の答えは、こんな言葉で返ってきました。

「10年は短くてあっという間だったよ。毎年いい方向に向かえるようにしていきたいからこそ、1年は早かね。最初は失敗を繰り返して、ぜんぜん収穫が出来んやった年もあってね。次はどうしたらいいとかなって考えることを毎年続けてね。今は最初に比べたらぜんぜん違うよ。」
笑ってそう話してくださった言葉に、胸がジーンとしました。

“美味しさへの追求”に頭が下がる思いです。私達は、いつも手軽に買うだけで口にできますが、その裏には努力の塊がこんなにも詰まっているのかと思うと、日々購入する野菜の見方がぐっと変わる日だったと思います。

変わっていくこと、試してみることが好きだという貴哉さん。

七山元気印というグループ活動に力を入れてあり、七山ブランドの発信と、安心・安全・有機栽培・無農薬のこだわりが詰まった野菜の提供を行っています。私も七山に住んで10年になりますが、こういった農家の方々に支えられて野菜を買えることを幸せに思います。毎日朝から野菜直売所にお客さんが並び、開店を待つのも納得の光景です。
 
「貴哉さんにとっての唐津暮らしとは?」
この質問の答えは、こんな言葉で返ってきました。

「環境がいい!それに静かな生活ができる。七山の水が美味しいのが1番かな。お店が少なくて不便を感じる時もあるし、雪が降れば不便さは増すけどね。それでも、この環境がない生活は考えられんね。」
奥さんの由美子さんも隣で大きく頷いていらっしゃいました。

そんな二人は、会話にいつも笑いを交えてお話されています。真面目ななかにも素朴な天然さが混じる性格の貴哉さんに、奥さんがすかさず突っ込みといったところでしょうか。

「植物もね、人の気持ちが分かるやろうけん、イライラして畑に入ったらいかんねーって気をつけよる。」
と貴哉さん。さすがの心遣い、素敵です。

「ご主人と唐津の食に携わっているってどんな気持ちですか?」
奥さんの由美子さんに聞いてみました。

「主人も言う通り、土地や環境に優しい野菜作りっていいよね。だから、子どもと一緒にこの野菜を使ったレストランを開くのが夢になってね。」
と優しい顔つきで教えてくださいました。
大人になっても夢があるって最高ですね。と私は心がワクワクしました。

「パパが作った野菜で何が一番好き?」
子ども達に聞いてみました。 「ピーマン!にがくないから。」「茄子!パパが育ててくれたから。」
と教えてくれた子どもたちは、実はピーマンが大嫌いだったと後から聞きました。

子ども達が野菜を好きになってくれるように。安心・安全で美味しい野菜作りをしたい。そう話してくださった貴哉さんは、日頃は口数の多くない印象ですが、野菜のことになると、色々と話込んでくれるその姿は、そりゃあ、美味しい野菜が出来るよね!と愛情を感じます。
 
野菜の梱包・シール貼り作業は奥さんの出番

〈野菜の梱包・シール貼り作業は奥さんの出番〉

野菜に作り手の人柄がそのまま入り込んだゆいちゃん農園。
未来の子ども達のことを考えているゆいちゃん農園。
七山の環境や土地を大切に想う気持ちがこもったゆいちゃん農園。

唐津市七山の恵みを、野菜に込めるご夫婦。
日差しが強い暑い日も、そして雪の降る寒い日も、収穫に梱包、そして最後にゆいちゃん農園のシールを。
ご家族の手が止まることはありません。皆さんの元へ届きますようにと。作り手の顔が浮かぶ食卓を、囲んでみませんか。
 
【Information】
ゆいちゃん農園
代表:山口 貴哉
TEL:080-5604-4434
電話対応可能時間帯
12:00~13:00
17:00~19:00
定休日:年中無休
インスタグラムユーザーネーム : yuichannouen
七山元気印ホームページ:https://www.nanayama-genkijirusi.jp
 
コラムニスト:山口さやか

出身地は福岡県八女市。
福岡県で22年間過ごし、2008年10月に唐津に移住。
会社員、営業マン、個人事業、接客業など仕事を通して人との出会いが自分に成長をもたらすことを体感する。そんな環境のなか経済学や帝王学にふれ、大人になって勉強するって楽しい!と自分の心と向き合い始める。
その経験を子育てに役立てたいと、現在は“何でもやってみよう!”と成長を見守る毎日。
苦手だった読書が今や趣味となり、親子で図書館へ行く日も多い。住居は山の中。3児の母であり、自由な女性でありたい。
 
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佐賀県唐津市西城内1-1
TEL. 0955-53-7149  FAX. 0955-72-9182
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