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海と近い町で根ざし始めた文化

 
海と近い町で根ざし始めた文化|藤川雄大さん

藤川雄大さん

 
唐津の中心街に隣接する西の浜にほぼ毎朝6:00に人が集まり、海に出る。
そんな光景が見られるようになったのは、藤川雄大さんが唐津に移住してきてから。
 
藤川雄大さんは2019年までラフティングのプロ選手として活躍していた。
日本代表選手として、日本はもちろんのこと、世界でも活躍をしていた人だ。
*ラフティングとは複数乗りのゴムボート(ラフト)でパドルを操作し、急流や激流を下るスポーツ。
 
ラフティングの様子 最前列向かって左側が雄大さん

ラフティングの様子 最前列向かって左側が雄大さん

 
7年間競技技術を向上し続け、世界でも活躍するプロ人生を送った。
プロとして活躍し続ける道もあったが、さらなるチャレンジをし、自分を高めるべく拠点であった関東を離れ日本を点々としていた。
その中の1つとしてチームメイトがいた唐津に足を踏み入れた。
最初はチームメイトの家に滞在していたが、唐津の移住者支援で『お試し移住』があることを知り、それを活用し1週間唐津に滞在。
そのとき、西の浜を訪れ、唐津には「ちょうどよい」海があるが海に触れ合う人がいないことに気が付いた。そこで「ここに新たな文化を作りだしてみよう」とチャレンジすることを決める。
 
「何かしようかな」と悩んだ時に「海に行こう」と考える唐津の人がどれくらいいるだろうか。
私は海まで車で10分のところに住むが海に行くことは選択肢にも上がらない。
雄大さんは「海に行くことが日常の選択肢に上がるくらい、唐津の海(西の浜)を文化にしていきたい」という。
 
そこで手軽に海に出る手段として始めたのがSUP『Stand Up Paddleboad(スタンドアップパドルボード)』。これはボードの上に立ちパドルを漕いで水面を進んでいくアウトドアアクティビティ。
 
唐津でのSUPをしている様子

唐津でのSUPをしている様子

 
海外や観光地でしかできないものではなく、唐津の海でもこれができる。
雄大さんは毎日海に出ることを習慣にすべく、ほぼ毎日朝活SUPを企画し行っている。
現在の登録者は40名ほどで、その中で毎朝約15名ほどが集まる。
集まるのは10代から70代と幅広い。
よく来ている方は海に出ることへの抵抗を微塵も出さず、ボードとパドルをもって海に入っていく。
私も少し不安を感じながらも挑戦してみた。
初心者でも経験豊富な雄大さんがサポートしてくださるので、安心してチャレンジできた。
実際に海に出て思ったのが、海の上から見る景色は言葉では表現できないくらい美しい。
他の日の写真を見せてもらうと、ここは本当に唐津だろうか、と目を疑いたくなるものばかり。
雄大さんの活動がなければ、この唐津の美しい資産に気づけなかったかもしれない。
そう思うと、外からの目というのは、新たな視点を与えてくれるものだと思う。
 
もちろん、海に出ることに事故という危険を伴うことを忘れてはいけない。
雄大さんは文化にするために、海へのハードルはできるだけ下げるようにするが、合わせて、経験値を高め人間本来の危機管理の力もしっかり身につけてほしいという。
危険だから行かない、というのは楽だし簡単だ。
だが、そうではなく、危険だからこそ経験値を踏み対処できるようになってほしい。
自然と触れ合うことは、危険以上に自分の世界を広げることにつながる。
海に出て、風を感じたり、明日の天気はどうだろう、と雲を眺めることができる日常に心の豊かさを感じる。
自然と関わりあう生活はきっと楽しく、人の心を豊かにするだろう。
このような想いをもってチャレンジする雄大さんに魅力を感じて人が集まってくるのだと思う。
 
海からの景色 雄大さん撮影

海からの景色 雄大さん撮影

 
また、海から見る景色に加えて魅力を感じたのはSUPに参加する人々のつながりだ。
参加している老夫婦になぜSUPを始めたのかを尋ねると、「雄大さんに出会ったからかな。」と答えられた。
海で何かしている雄大さんと会うたびにあいさつを交わしたり、少しずつ会話をしていくなかで、雄大さんの想いを知り参加し始めたとのこと。
雄大さんはレジャーで休日、長期休みだけ海に来るのでなく、日常に取り入れてほしいという想いから、単発的なSUP体験の告知には消極的。
参加しているのは先出の老夫婦のように雄大さんの想いを聞いて参加している方や、友達に誘われて、という人から人につながった方ばかり。
唐津に移住した雄大さんから始まるこの唐津の新たなつながりは今も広がり続けている。
 
 
とある日の朝のSUPメンバー

とある日の朝のSUPメンバー

 
雄大さんの拠点である「好候(ようそろ)」は船言葉で『よろしくそうろう』。航海用語で船を直進させることを意味する操舵号令であり、 方向指示のあと、今向いている方向でよしというときに発するのだそうだ。
現在、唐津の海に文化を作ることに方向を決め、順風満帆に進んでいる。
その想いを語る視線や声にチャレンジすることへの強い意志を感じた。
 
 
文化を作ることへの想いを語る雄大さん ベース好候にて

文化を作ることへの想いを語る雄大さん ベース好候にて

 
これから何年か先。
唐津の西の浜っていっつもだれかいて、あそこに行くと楽しくて、
なんか元気をもらえるんだよね。
っと唐津の人が思っていたとしたら、
それは「唐津の人が海とつながる文化を雄大さんが作り上げた」ということだろう。
そのとき、唐津はもっと楽しい場所になっていて、
そのとき、雄大さんは
また新たな何かにチャレンジしているはずだ。
 
楽しいが連鎖していく町。
雄大さんを通して、唐津にはそんな魅力を秘めた場所やものがまだまだ眠っているのだと気がづいた。
 
可能性を秘めた町唐津。
唐津はあなたをお待ちしています。
 
 
 
コラムニスト:あず

生まれも育ちも唐津市。『ただ住む場所』だった唐津。子育てを機に、仕事以外で出会う人が増え、『こんなに面白い人や場所』があふれる場所であったことに気が付く。この『魅力』を発掘し発信するべくコラムニストに挑戦。知るたびに唐津を好きになっていく。また、自分自身も地域を盛り上げる人になりたいという思いが膨らんできて、自分にできることを模索している。現在かわいい2人の子どもたちの育児も絶賛満喫中。
 
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企画. 唐津市未来創生部移住・定住促進課
 
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