唐津暮らし〜ここちよい生活のはじまり

移住者の声voice

港町で暮らす自分らしい働き方

松尾慎太郎さん

Webデザイナー兼洋酒・喫茶モカのオーナー

 唐津市鎮西町出身

現在唐津の呼子でフリーランスとしてWebデザイナーをしている松尾さん。高校卒業後大阪、京都、熊本、東京都と4か所拠点を変え続けた彼が、2年前に唐津にUターン。それまで定住することを好まなかった彼がなぜ唐津に戻り、ここで暮らすことを決めたのか。そこから見えてきたのは、肩の力が抜けた自分らしい生き方だった。今回はそんな松尾慎太郎さんに今の唐津の暮らしについてお話を伺ってきました。

Q. Uターンのきっかけはなんでしたか?

高校卒業後、地元を離れ、5年間で3府県を転々としました。21歳の時やっぱり九州に戻ろうと思い、熊本で建設作業員として働いていましたが、「前から興味のあったIT系の技術を身に付けたい。この先パソコンを扱えれば何か役にたつし、自分で稼ぐ力も身に付けたい。せっかくなら東京でちゃんと勉強しよう」と思い上京しました。

最初は未経験だったのでシステム開発の仕事も大変でしたけど、そのうち会社以外の副業で仕事を請け負ったりしてました。IT業界では定住しないで働いている方々と関わる機会もあり、そういった人達の働き方に憧れを抱く中で、自分らしい生き方を考え、「一旦地元の唐津に帰ってみよう」と思い戻ってきました。

Q. 東京での4年半会社以外の副業で新しい働き方を見つけた松尾さん。唐津に戻ってきてからはどんな暮らしをしているのでしょう。現在の働き方について教えて下さい。

今はフリーランスでホームページ製作の仕事とバーのオーナーを主にしてますが、たまに農家さんのお手伝いなどにも行っています。あとはからつヘリテージさん、地域の方々などと一緒に、呼子の街並み保存の活動にも参加させていただいています。

洋酒・喫茶モカの店内。ここで主にwebの仕事をしている

Q.  地域とのつながりはありますか?

唐津でCALALIに初めて行って、店主の徳永さんとお話するうちに古民家に興味が出て、NPO法人からつヘリテージ機構のイベントに参加させて頂きました。そこでからつヘリテージの方々が呼子でも活動されてるのを知り「呼子は歴史的な場所で古民家も多いんです」と教えてもらいました。かつて地元にいたときは、そんな目線で呼子の街を見たことがなかったので、唐津の新たな魅力に気付かされました。一般的に古い建物はほとんどが手付かず状態で、維持するのも大変なのですが、呼子では古き良き街並みを残すために建物を残してもらい、この辺り一帯を重要伝統的建造物群保存地区(国の文化財)として登録しようと活動されています。

休日唐津の海でサップ釣りを楽しむ松尾さん

Q. どんな時に唐津に戻って来て良かったと思いますか?

リフレッシュ出来る環境が近くにあること。僕の場合は釣りでした。

元々山育ちなので海に関わる事は少なかったんですが、東京に住んでいた時に釣りを始めてYouTubeの釣り動画にハマり、その時唐津の釣りの環境の良さに気付かされました。今は休日に呼子近辺で釣りをしています。簡単ではないですが、試行錯誤しながらゲーム感覚で楽しんでいます。美味しい物もゲット出来るしおすすめの趣味です(笑)

Q. なぜバーをやろうと思いましたか?

色んな人達と気軽に集まれる場所を作りたいなと思ったのがきっかけです。昔からお酒を飲みながら皆でワイワイするのは好きでした。今後はバーに来て頂いた人達が自然と繋がったり、化学反応みたいなものが起きるような場所になると面白そうだなと思っています。

Q. 空き家はどうやって見つけたんですか?

東京から3年前に実家に戻ってきてから、しばらくして空き家を探し始めました。空き家は基本的に情報が出ていない事が多いので、自分の足で探す必要がありました。実際に街を歩く事はとても大切ですね。視点を変えると違った街の表情が見れます。自分が住もうと考えている場所なので当然と言えば当然の行動なんですが、情報がない分本当に手探りでした。僕の場合は、地域の方々に自分の事や、やりたい事、空き家の事を話しているうちにご縁があって、ご紹介していただくことが出来ました。それも地域の方々との信頼関係が大切なんだと実感しました。

Q. 開業準備中大変だった事はありましたか?

建物自体は古く老朽化していましたが、昔ながらの喫茶店の雰囲気に惹かれ、一年半前くらいに2階の住居スペースと一階をお店の店舗としてお借りしました。リノベーション作業では、床、壁、天井のクロスを剥がす作業から始まり、自分でできる所は自分でやりつつ、業者の方や友人に手伝ってもらいながら、なんとか作業を終えることが出来ました。ものすごく大変だったんですが、今思えばとても充実した時間だったと思います。

Q. 呼子移住のきっかけになった人はいますか?

そうですね。たまたま呼子にあるモックコーヒーに立ち寄った時に店主の林さんとお会いし、林さんが『百と十』という古民家をリノベーションした宿兼レストランを作られていた時で、古民家に興味があるんですって言ったら、「今からおいでよ」と改築中のところを見せて頂きました。気軽に対応していただけたことにびっくりしましたし、嬉しかったです。そのようなご縁から住んでみたいなと思いました。

百と十のオーナー林康紀さんと店内のテラスで語り合う松尾さん

Q. 唐津を定住の地に選んだ理由を教えて下さい。

定住しようと思えたのは、帰ってきてから知り合った人達のおかげかもしれません。Switchのメンバーになってからのご縁ですね。県外から移住されている人達、Uターンで戻って来られてる人達、様々なバックグランドを持つ人達が唐津に住まれているのを知った時、「あ!唐津って魅力的な所なんだな」と再認識できたんです。僕も何かしらチャレンジしてみたかったので、どうせやるなら意味があるところでやりたいと思うようになりました。

Q. 今後取り組みたいこと、目標を教えてください。

夜のバーの経営だけでなく、2階の空いている部屋も何かしら活用したいと思っています。また、僕が周りの人達にして頂いたように、何かやってみたい、でもどうしたらいいかわからないなど、そう言った人達の手助けに少しでもなれればと思っています。そういった人達のきっかけ作りも出来たらいいですね。

Q. では最後にUターン移住を検討されている方へメッセージ・アドバイスをお願いします。

唐津の気軽にアウトドア出来る環境と、ゆったりした時間の流れは、都会とは違った良さがあっておすすめです。食べ物も美味しいです。先ずは気軽に遊びに来てみて下さい。飲みに来られてもいいですよ!

洋酒・喫茶 モカの内観。レトロな建物の雰囲気を活かし、リノベーションをしている。

【Information】

洋酒・喫茶 モカ

佐賀県唐津市呼子町呼子4165-1

TEL:080-3908-1284

OPEN:20:00-24:00

Instagram:https://instagram.com/moca_yobuko?utm_medium=copy_link

唐津移住コラムニスト:AYAKOさん

コラムニスト:AYAKO

3児の母。埼玉県出身

結婚を機に唐津に移住、現在は子育てをしながら、佐賀新聞の地域リポーターとして、唐津で頑張っている

団体や小学生、移住者を中心に、月1で記事を担当。そのほか、小学校の放課後遊びのボランティアスタッフや、読み聞かせ等、地域の子供達の育成に取り組む。

唐津出身ではない、他県から来た自分だからこそ見える、新たな唐津の魅力を、発信していきたいと思います。

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